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2012-09-13

いろんな人たち

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Glenn Gould(1932-1982)
登場するのが随分遅くなってしまった感はあるが、今日はこの人について書こうと思う。
言わずと知れた”奇人”である。私にとってのG(Genius)は、GouldとGuldaの二人だ。
最初に聴いたのは、1981年録音の「ゴルドベルク変奏曲」だった。ちょうど7年前の
秋のこと。ドイツ演奏旅行から帰ってきて、楽器を半年間まったく弾かなかった時期だ。
音大受験が控えていたというのに、マリンバ演奏の指標を完全に見失っていた私には何
もできなかった。でも本だけは読んでいた。そんな危うい状況でグールドと出会ったか
ら、ショックは非常に大きかった。私は覚醒した。
彼の特筆すべき点は、まず、あの異常にいきいきとしたリズムだ。誰にも真似できない。
そしてもう一つは、音を超立体的に構築する技術。とても一人で弾いているようには聞
こえない。彼に覚醒させられたのは、以上の二点が私の基準をはるかに超越する演奏だ
ったから。それからレコードを貪るように聴いた。バッハを弾く楽しさも彼から学んだ。
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初めてのグールド体験がこれ。名盤。    最後の録音。瞑想的なブラームス。
一時期はのめり込んでグールド風にバッハを弾いたりしてたが、今はあまり意識しなく
なった。求めているものが変わった。それでもたまに聴くと、思わず一緒に体が動いて
しまう。なお、彼の演奏は宇宙船ボイジャーのゴールデンレコードにも収録されている。

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