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2012-04-07

Aに

君は今日も、書斎で文献を読みながら論文を書いているのだろうか。
それとも、新しいプロジェクトの企画書を作成しているのだろうか。
君と出会ってから10年という歳月が経った。当時はまだお互いに
こどもだったが、いまは曲がりなりにも、社会のなかで生きている。
悪ふざけで君をずいぶん傷つけたこともあった。男みたいな女、と
言ったことを君はどう受け止めていたのか。自分の話しかしない私
とどうしてずっと友達でいられたのか。疑問に思うことは沢山ある。
ただ、私にとってはかけがえのない時間であったことは確かだ。君
にとってもそうであったと願う。もつべきものはやはり、親友だね。


Aは高校時代の唯一の女友達。いまは九州で音楽社会学の研究と実
践をやっている。私が政治や社会に関心を持ったのも、彼女による
ところが大きい。ほぼ毎日、自転車で討論しながら一緒に帰った。
と言っても私がほとんど喋っていた。周りは、私達のことを付き合
ってるんじゃないかと噂していたらしいが、それは無い。思春期に
女の友達ができたら普通は意識するものだが、そういう風にはなら
なかった。なぜなら私が好きだったのは全然別の女の子だったので。
ところで、自分に親友と言える人が何人いるかとっさに考えてみる。
小中高と一人ずつ。3人。大学はあまり行かなかったから…いない。

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