2013-01-09
再読書
高校時代、愛読していた武満徹の著書。この本が私の音に対する考えを方向づけた。
しばらく大学の先輩の手にあったが、無事帰還した。何しろもう絶版になった本だ。
音楽の枠組みにとらわれている機能的な音を解放し、音そのものの運動性を回復させる。
そしてそれらの音は、沈黙と測りあえるほどに強い音でなければならない、と彼は言う。
10年ぶりに読んでも随分歯ごたえのある文章で、高校のときはこれを一字一句噛み締め
ながら読んでいたのを思い出す。だが、書かれた文章は美しい。彼の音楽のように。
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