2012-02-19
好きな人
最近はまっている人物を紹介するシリーズ。
今日はこの人。
志村正彦(1980-2009)
ロックバンド、フジファブリックの元リーダー。
ヴォーカル/ギター担当。作詞・作曲をほとんど行う。
元、なのは死んでしまったから。バンドは現在も活動中。
細野晴臣と同様、友人Kに教えてもらった。
とにかく歌がヘタ。このあたりも細野と通じるところがある。
が、もっと下手。はっきり言って音痴だ。
ところが、この人の作った音楽は、歌が上手いとか下手とか、そういう次元では語れない。
違和感を感じさせるクセのある響き。シューベルトみたいな唐突な遠隔調への転調。
リズムやテンポ、フレーズの処理も巧みだ。そこに志村独特の鼻にかかった声で詩が紡がれる。
結果、何とも中毒性のあるサウンドが生まれ、叙情性と変態性が同居する。
へんてこな歌。随所に工夫がみられる。
ファンの間でも評価の分かれるアルバム『クロニクル』から。サビが秀逸。
今はクラシックをやっているが、中学時代はロックバンドもやっていた。
その当時こんな音楽があったら、ひょっとしたら人生は変わっていたかもしれない。
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