2012-03-18
明日の目標
昨年の暮れに観た映画「グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独」で、
コーネリア・フォスがグールドのバッハ演奏についておよそ次のように述べていた。
精密な時計を一度バラバラに分解して、もとの形とは全く違うものに組み立てる。
私はあんまり好きじゃないわ。バッハの良さがそこなわれる。
確かこんな感じだったと思うが、うまく例えたなとそのとき思った。
私はグールドの演奏が好きだ。一時期かなりはまっていた。
彼についてはいずれ記事にしようと思っている。
明日はバッハではないが”超”の付く名曲コンサート。
誰もがしっている曲を新鮮な気持ちで演奏すること。
風穴をあけるように。これができれば面白くなる。
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コメント2件
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oteboxさま
昨日も聴きにきていただきありがとうございました。挨拶もできず失礼しました。
ど真ん中にいらっしゃったのですぐにわかりました。僕もグールドとの出会いは
「ゴルトベルク変奏曲」で、初めて聴いたときは衝撃をうけました。これは普通で
はないな、と。チェロ組曲はアンナー・ビルスマを今は愛聴しています。カザルス
は色男Yの神的存在でした。ジャズの洗礼は中1のころ、MJQ。それこそ田中さんと
同じ世代のおっちゃんに薦められて。いずれジャズのことも書きます。
中田麦
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麦ちゃん、昨日のコンサートありがとう。子どもたちへのサービス精神も全開だったので声をかけずに帰ってきてしまいました。楽しかったです。おかげで気分よくお昼にして帰りました。普段外食はしない夫婦なんですがね。
それにしても、なんでこんなに琴線に触れる記事が多いんやろ。グレン・グールドに出会ったのは「ゴルドベルグ変奏曲」でした。理解が足りてないのを承知で敢えて言えば、ジャズだと思ったね。これと同じ気分になったのはカザルスの無伴奏チェロ組曲だわ。二人の洩らす呻き声のせいなんでしょうか。いえいえ、オッサンの世代はモダンジャズにどっぷりの時代人なんです。分解するだの構築するだのという理屈じゃなくて、演じ手に寄り添って心地いいかどうかなんです。